はじめに①
あなたがたがわたしを選んだのではなく、わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命しました。それは、あなたがたが行って(=行き続け)実を結び(=結び続け)その実が残る(=残り続ける)ようになるため、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものをすべて、父が与えてくださるようになるためです。
ヨハネの福音書15章16節
いつも支えてくださってありがとうございます。
2013年に聖契神学校に入学してから沢山の方に支えられてここまで歩んできました。
特に夫婦で「献身者」として歩み始めてからは多くの方に祈り、献金、奉仕依頼など様々なご支援をいただいてきました。
支援してくださる方々には年に一回クリスマスカードで学びと働きの報告をしていました(この二年間は私が体調を崩していたこともありカードはお出ししていません)が、これからはこのブログで働きの報告をしていきたいと思います。
私に与えられたビジョンは「あり得ないほどのスケールで祝福を広げる」ことです。
このビジョンは創世記12:1-3からきています。
主は、アブラムに言われた。
「あなたは、あなたの土地、あなたの親族、あなたの父の家を離れて、わたしが示す地へ行きなさい。
そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとする。
あなたは祝福となりなさい。
わたしは、あなたを祝福する者を祝福し、あなたを呪う者をのろう。
地のすべての部族は、あなたによって祝福される。」
(創世記12:1-3)
このみことばに導かれて歩み始めたのは 2008年の夏のことでした。「神さまが示す地へ行こう」と思い、その時目指していた道(児童養護施設の職員)を手放し、大学のキリスト教学科に編入しました。
その後、キリスト教学校の聖書科の教員として働き始め、同時に聖契神学校に入学しました。
聖契神学校での学びの中で卒業後の進路としてある可能性について祈ってみないかとすすめられ、自分の召しは何なのだろうと祈り始めました。そしてその中で、再び創世記12:1-3のみことばが頭に浮かびました。今までは「わたしが示す地へ行きなさい」にばかり目がいっていましたが、このみことばは「地のすべての部族は、あなたによって祝福される」という祝福を約束していると気づきました。
「地のすべての部族は、あなたによって祝福される」…このあり得ないほどのスケールの祝福を見たい、そのために生きていきたい、そう思って学びを続けてきました。
二年前に神学校を卒業しましたが、私は現在どこかに所属して宣教の働きをしているわけではありません。「働きのために祈っています」「支援したいです」そう言われるたび、自分の中途半端な状況を申し訳なく思っていました。
けれど、私のために祈ってくださっている方は、私の所属や肩書きを見ているのではなく、私を通してなされる神さまの働きのために祈ってくださっているのだと気づきました。むしろ、そのようなものに囚われて、自分の召しにまっすぐ生きていないということの方が献身者として問題でした。
また、所属や肩書きを持たずに置かれた場所で神さまの働きをいきいきとしておられる先輩たちの姿を見せていただきました。いわゆる”教会”ではなく人と出会っていく中での誠実な働き、クリスチャンの交わりから排除されているマイノリティとともに生きる働き、オンラインでの祈祷会や牧会カウンセリング、職場で神の国を建て上げる働き…その働きに神さまのみわざを見るとともに、時にはその働きによって私自身がケアされました。
神さまの働きは所属や肩書に左右されるものではないという当たり前のことにやっと気づきました。所属、肩書、組織、常識…神さまはそういったものをも用いられる方ですが、何よりも一人の信仰者のいのちに関わり、それぞれにユニークな召しを与え、用いてくださる方なのだと。
ひとりの信仰者を通して神さまが「あり得ないほどのスケールで祝福を広げる」物語を楽しんでいただきたい、お祈りいただきたい、そう思ってブログを始めることにしました。
明日からはしばらく、私が働きの中で大切にして思っていることを「はじめに」シリーズとしてお話ししていこうと思います。
※この1か月はここまでの物語を皆さんに知っていただくために頻繁に更新していこうと思いますが、落ち着いたら更新頻度を落として主に活動報告をする場として活用したいと思います。
※コメント欄は閉じておきますが、この物語の感想をメールやLINE、メッセンジャーでお伝えいただけたらとても嬉しいです。
【ブログの内容】
■働きの報告(御国ミーティング、ゆとりエキュメニカル、教育その他)
学校での働き以外は準備段階ですが、いのちを愛し、祝福を広げていくために生きています。どんな思いで、どんな祝福の世界を目指しているのかを一緒にワクワクしながら見守っていただけたら嬉しいです。
■シンガク
夫によると、私は神学の話をしている時が一番テンションが高いそうです。私が日々ハイテンションに楽しんでいるものをなるべく簡単にお分かちできたらなと思っています。
私の専門はキリスト教倫理です。倫理、いのち、セクシュアリティ、差別、暴力、痛み、受肉、神の国、物語、ナラティヴ・セラピー…このあたりのことをいつも考えています。
■私の物語(=証し)
これまでのこと、今のこと、これからのこと…物語りたいことがあったらお証ししていきます。一緒に楽しんでください。
■祈祷課題
お祈りによって支えてくださること、とても励ましになります。お祈りお願いします。
【次の記事】
はじめに②祝福といのち (amazingscale.blogspot.com)